「神代そば」と「東風(こち)」(島根県松江市)
| 15:50 | Category:旅行, ブログ, グルメ |
早いもので、2015年も残すところあとわずか。
今年最後のブログは年末らしく、私がオススメする松江市内のお蕎麦屋さんを
2軒ご紹介します
まずは松江城近くにある「神代そば」
写真は平日午後2時過ぎに撮ったもので、行列はありませんが、
連休中など観光客の多い時期は1時間ぐらい待つ必要がある人気店です
入店すると、蕎麦打ちする職人さんの姿をガラス越しに見ることができます
「出雲そば」の特徴は香りと食べ方
蕎麦の実は、味の良い中心部と香りの強い外側に分かれ、
中心部だけで蕎麦を打つと関東で一般的な「更科そば」となり、白っぽい麺になります。
それに対し「出雲そば」は外側の殻以外のすべてを使い、香りが強く色もあります
しかも、実の外側は粘りがあるため、更科そばを打つ際に必要な「つなぎ」は不要。
そば粉と水のみで作られる、いわゆる「十割そば」と呼ばれるものです
また、「出雲そば」最大の特徴は食べ方
そのひとつが「割子そば」と呼ばれるスタイルで、
漆の器に小分けにされた蕎麦が重ねられて提供されます
注文したのは「なめこ割子(んふっ)」
初めて「割子そば」を食べた時はどうやって食べるのか分からず、
周りをキョロキョロしながら食べましたが、
有名店は必ず食べ方を記載したものが用意されてます
そうでない場合でも店員さんに聞けば丁寧に教えてくれるので安心してください
蕎麦は弾力があるので、よく噛んで食べると風味が感じられます
もちろん、味は文句なしにウマイ
ちなみに、写真の「くま」は富良野ファームで出会ったアイピローで、
最近旅するときはいつも一緒です
隣の人が食べてた「たまごがけご飯」が美味しそうだったので追加注文
雑穀米に新鮮な地元産たまご おいしいに決まってます
蕎麦だけでは物足りないと感じる場合や、生たまご好きの人にはオススメです
そしてもう一軒。ガイドブック等では載っていませんが、
地元で人気のお店「東風(こち)」
ここでは「出雲そば」のもう一つの食べ方「釜揚げ」を選びました
「釜揚げ」は茹でた蕎麦に、茹で汁の蕎麦湯がかけられて出されますので、
そこに好みでつゆの量で調整しながら食べます
「東風(こち)」の蕎麦は「二八」と「十割」が選べ、
のどごしが欲しい方は「二八」、出雲そばの特徴である香りを楽しむなら「十割」。
私はせっかくですから「十割」を選択
麺がモチモチしてて歯ごたえがあり、評判通りの美味しさでした
冬の寒い日や年越し蕎麦は「釜揚げ」をオススメします
また、サイドメニューの「鴨ごはん」も注文
鴨の照り焼き(?)をまぶした一品で、旨味のあるタレとネギの苦さが相まって、
美味しく頂きました
最後に島根の特産の「あずき」を使った「蕎麦ぜんざい」を頂き、大変満足しました
場所はコチラ。駐車場は4台
店内は12席だけの小さなお店です
ということで、今年のブログ記事はこれが最後。
年越しそばを食べながら、皆様のご多幸をお祈りします
どうぞ、来年もよろしくおねがいいたしますm(__)m