映画「愛を積むひと」ロケ地(北海道美瑛町)と映画感想

前回紹介させていただいた「味のたらふく」の店主様に教えていただき、
映画「愛を積むひと」のロケ地へ。

美瑛「愛を積むひと」ロケ地

美瑛「愛を積むひと」ロケ地

映画を見ずに訪問したので特別な感動は無かったのですが、
これを機に拝見させていただき、
とても素晴らしい映画と巡り会えたことに大変感謝しています。

美瑛「愛を積むひと」ロケ地

美瑛「愛を積むひと」ロケ地

東京で町工場を経営していた「小林篤史(佐藤浩市)」と妻「良子(樋口可南子)」。
会社が倒産し、借金返済のため工場を売却。
残った財産で美瑛の丘に佇む中古の一軒家を購入し、
余生を過ごすところから物語は始まります。

家の前に広がる美瑛の丘

美瑛「愛を積むひと」ロケ地

退屈な日々を過ごす夫に対し、妻は前住人が築こうとした未完の「石塀」造りを提案。
そこから夫は石を積んでいく日々が始めます。
また、その石塀造りに地元造園会社の見習い「杉本徹(野村周平)」も加わり、
話が展開していきます。

美瑛「愛を積むひと」ロケ地

監督・脚本は朝原雄三氏で、原作「石を積むひと」のエッセンスを抽出して
日本の社会背景に合うようアレンジされた作品です。

美瑛に移住後、そこで暮らす人々と関わり、
それぞれが持つ過去とその過ちに向き合っていく姿が
映画の象徴「石塀」造りと重ねて表現されています。

人生、長く生きれば失敗や過ちを犯すことは多かれ少なかれあると思います。
当然、その時は周りから批判されることもあるでしょう。

しかし、「完璧」などある筈がありません。

もちろん、自身が完璧を目指すことは素晴らしいことですし、そうすべきですが、
他者に対しては「愛」がなければ関係が断たれる一方です。

大概の場合、結婚したり子供が生まれたりすると「愛」という言葉の意味に気付くのですが、
夫「篤史」のように仕事一筋だったり、職人気質の強い完璧主義者のような人は
そのまま気付かず生きていくことがあります。

ただ、その場合は仕事でも上手くいきません。

例えば、音楽のようなエンターテイメントの世界でも、
成功するアーティストは必ずお客さんに「愛」を与えています。
逆に、売れないアーティストはステージで「愛」を求めています。
その違いは歴然で、前者はお客さんの求める理想や夢を大切にしています。
一方、後者は演者の主張が強く、母性本能の強いファン以外は自然に離れていきます。

日本では宗教の教えに触れる機会が少ないため、
「愛」という言葉の意味を誤解している人が多いと感じていますが、
この映画はとても分かりやすく正確に「愛」が描かれています。

そういう意味では、映画作りに参加された人々の「愛」も感じられる作品です。

「美瑛」ファンの人だけでなく、すべての方にお勧めできる映画ですので
多くの方に見て頂ければと思っています

ただ、残念ながら上映がほぼ終わっている状態なので、
もしご覧になられてない場合はBlu-ray版でご覧いただければと思います。

最後にロケ地の駐車場はコチラです
ここから歩いて15分ぐらいの場所にあります。

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