2020年10月
飛行原理の発明家「二宮忠八」
はじめに
ライト兄弟が世界で初めて動力有人飛行を
成功させましたが、
それ以前に動力飛行の原理を
確立していた日本人をご存知でしょうか
その名は「二宮忠八」
今回は明治から昭和にかけて活躍した
知られざる天才発明家をご紹介いたします
飛行原理の発明から挫折までの半生
江戸末期、現在の愛媛県八幡浜市で
海産物商家の四男として生まれます。
10歳頃、カエデの実が落下する様子をヒントに
四枚羽の竹とんぼを制作するなど、
幼少期から発明家としての片鱗を見せます。
12歳の頃、商売に失敗した父が死去。
呉服屋や写真館で奉公働きしながら凧作りに没頭。
中でも空からチラシを配る「忠八凧」は
評判となりました
15歳の頃、叔父の薬屋で働きながら
薬、物理、化学を学び、
20歳の頃には測量の仕事で製図を学ぶなど、
発明の礎となる経験を積んでいきます
23歳の頃、調剤手として陸軍に入隊。
演習の帰りに昼食をとっていたら
残飯を狙って滑空するカラスが現れ、
その姿から飛行原理を着想します
25歳の頃に「カラス型模型飛行器」を作成。
動力はゴムで、四枚羽のプロペラと
3つの車輪を搭載し、3メートルの滑走後、
高さ1m、距離10mの飛行に成功しました。
続けて、人が乗れる飛行器の開発に着手します。
プロペラは船のスクリューやトビウオのヒレをヒントに。
翼は玉虫のハネ構造をヒントに
大型模型「玉虫型飛行器」を作成します。
この模型から、人を乗せて飛ぶためには
・さらに6倍の大きさが必要であること
・強力な動力エンジンが必要であること
を確認しましたが、
エンジン開発は莫大な資金が必要になるため頓挫しました。
28歳の頃、日露戦争で出征。
その経験から、飛行器の必要性と動力エンジンの調達を
上官に4度もお願いしますが、すべて却下。
軍を退役し、自力開発の資金調達のために
大阪製薬(現、大日本住友製薬)に入社します。
36歳の頃、精米所の石油発動機に目を付けて
精米所ごと買い取り、開発を本格化。
しかし、その直後。
新聞にライト兄弟の初飛行を知らせる記事が掲載。
ライト兄弟が開発した「ライトフライヤー」の復元模型
それを知った忠八は開発を断念。
自らハンマーを振り下ろし、製作中の飛行器を破壊しました。
その後の半生
飛行器開発は諦めますが、薬品研究で才能を発揮します。
中でも、二宮舎利塩という薬が表彰を受けるなど、
薬の品質改善に尽力します。
社内でも功績が認められ、
武田薬品創業者・武田長兵衛、
塩野義製薬創業者・塩野義三郎
などと共に取締役に就任。
常務取締役に就任後、48歳の若さで退社します。
その後、かつての上申書が陸軍航空本部で認められ、
感謝状が送られます。
また、当時の上官だった長岡外史衆議院議員は
忠八に謝罪しました。
晩年は私財を投じて京都府八幡市に飛行神社を建立。
神主として空の安全を祈願し、
70年の生涯を全うしました。
栗林公園の近所にある「讃岐うどん上原屋本店」
| 18:44 | Category:旅行, ブログ, グルメ |
香川県の数あるうどん屋さんから
個人的に美味しかったお店をご紹介しております
今回は高松藩主の別邸だった特別名勝「栗林公園」の
近くにある「讃岐うどん上原屋本店」をご紹介します
メニューは
・かけうどん
・釜あげうどん
・ざるうどん
・冷やしうどん
・ぶっかけうどん
・冷かけうどん
・ざるそば(夏季限定)
・かけそば
の8種類。
うどんはすべて
小:280円
大:380円
蕎麦はすべて
小:300円
大:400円
どれも大変リーズナブルで嬉しい限りですが
オススメは「かけうどん」
香川名物「完全セルフうどん」が体験できます
注文すると、うどんの入った器を手渡されるので
専用の窯で茹でるだけ
初体験でしたが実際やってみると簡単です
茹で時間は適当
しゃぶしゃぶのように色で判断することもできず
カンでいくしかありません
最後にダシと薬味を入れて
はい、完成
いりこ風味のあっさりダシに
硬すぎず柔らかすぎないモチモチ食感のうどん
茹で加減は適当だったけどイイ感じで仕上がってます
毎日食べても飽きないシンプルな一杯でした
アクセス
場所はこちら
栗林公園を散策した後、腹ペコで
「何でもいいから」で検索ヒットしたのが
2016年の出会いでした
天気がイマイチでそこそこの写真しか撮れませんでしたが
美味しいうどんと出会えたことが何より収穫でした
また機会があれば栗林公園と共に再訪問します
讃岐うどんの名店「山内うどん店 」
| 18:28 | Category:旅行, ブログ, グルメ |
香川へ行くと必ず寄りたいうどん屋さん
激戦区で勝ち抜く安くてうまいお店が多数ありますが
中でも個人的に美味しかったお店をご紹介します
今回は「山内うどん店」
人気の超有名店ですが、前評判どおり大変美味しかったので
ご紹介したいと思います
オープンは9時
第一陣が店内に流れたタイミングで
外観を撮らせて頂きましたが
最初に気になったのは芳ばしい香りと大量の薪
うどんは薪釜を使って茹でているため
ガスでは得られない強力な火力が
他店ではマネできない美味しさに繋がっているようです
メニューは
・かけうどん
・しょうゆうどん
・湯だめうどん
の三種類のみ。
それぞれ、
小:200円、大:300円、特大:400円
から選択できます。
さらに「かけうどん」については
・あつあつ
・ひやあつ(麺:冷、ダシ:温)
・ひやひや
からチョイス
これは2009年に閉店した伝説のうどん屋さん
「宮武うどん」を起源に受け継いでるそうです
私は「ひやあつ(小)」と「とり天、えび天」を注文
薪釜うどんに、いりこベースの優しいおダシは
200円とは思えないクオリティー
香川に来てよかったと思える最高の一杯でした
いや、一杯では済まず「あつあつ(小)」を追加注文して
〆させて頂きました
大型連休時は行列必至の人気店ですが
並んでも食べたいオススメ店です
あと、トッピングは「宮武うどん」でも人気だった
「藤原屋のゲソ天」がオススメのようです
次回訪問時はぜひ食べてみたいと思います
アクセス
場所はこちら
金刀比羅宮の南側に位置します
ナビの指示通りに運転したのですが
直前の入り口を見逃してしましました
ご注意を