国宝「松江城」を散策!(島根県松江市)
・太鼓櫓・中櫓・南櫓
太鼓の音で時刻を知らせる役割があった太鼓櫓ですが、明治4年に廃城が決まり、
明治8年に御門や太鼓櫓、中櫓、南櫓などが取り壊されてしまいました。
しかし、平成13年に太鼓櫓、中櫓、南櫓が復元されています。
「太鼓櫓」は時を知らせたり、戦いの合図を知らせるための太鼓が置かれた場所です。
ちなみに、天守閣はそのまま壊されず、残されました。
実は、元松江藩士・高木権八や銅山経営を行っていた勝部元右衛門(かつべもとうえもん)家の
人々が天守閣を買い取ったことで、残すことができました。
当時、明治政府が軍事要塞として反乱に使われることを恐れ、
廃城令によって日本全国の天守閣が取り壊されました。
しかし、松江城は先見の明を持つ人々の尽力により、江戸初期の姿そのままに残されました。
先人に感謝ですね
・狭間(さま)
いわゆる鉄砲穴で、「太鼓櫓」と「中櫓」の間にあります。
・二の丸から本丸への階段
よく見ると中央と端部で段差の規則性に違いがあります。
大群で押し寄せた時、足元を狂わすための仕掛けになっています。