大坂城の出城「真田丸」周辺をぶらぶら(大阪市)
| 15:43 | Category:旅行, ブログ, テレビ・映画・ラジオ情報 |
堺雅人さん主演で放送中の大河ドラマ「真田丸」
タイトルの「真田丸」とは大坂城の南東側にあった出城のことで、
大坂冬の陣の時に徳川勢を迎え撃つにあたり、
城の弱点とされた南側を守るために真田信繁(幸村)が築いた要塞です。
※右下の半円状になった堀に囲まれた所に「真田丸」と表記されたものが残っています。
※拡大
真田丸のすぐ下に記載されている「越前少将」は
二代将軍「秀忠」の兄「結城秀康」の息子で越前福井藩「松平忠直」のこと。
以前、『松江城』の回で紹介しましたが、「松平忠直」の弟で、
のちに松江藩主となった「松平直政」もここに陣取っていたのでしょう
さて、「大坂冬の陣」は大坂城の外堀を埋めるなどの和議で終了します。
しかし、「真田丸の戦い」で真田信繁が徳川軍を翻弄するなどの活躍がありました
真田軍は加賀藩「前田利常」率いる軍を挑発し、
「真田丸」の城壁まで誘い込んで銃撃を浴びせ、大きなダメージを与えました
また、前田軍の戦いを見て「松平忠直」率いる軍なども動いてしまい、返り討ちにしました
そんな戦いのあった「真田丸」は、現在でいうところの
JR大阪環状線「玉造駅」の西側付近とされ、
「興徳寺」というお寺の近くに記念碑が建てられています。
「興徳寺」は元々、聖徳太子が薬師院として創建し、
大坂夏の陣が終わった後に伊勢亀山藩主だった「松平忠明」が
現在の場所に「興徳寺」として再建されたとされます。
隣には「真田信繁」とその息子「真田大助」の冥福を祈るために建立された
「心眼寺」があります。