世界最大級のカルデラ「阿蘇山」と名産「あか牛」(熊本県)
| 17:58 | Category:旅行, ブログ, グルメ |
ちょうど一年前の大型連休に「阿蘇山」を初訪問しました
「草千里展望所」から望む阿蘇山中岳火口(左)と阿蘇山ロープウェー乗り場(右)
噴煙を猛々と吹き上げる姿に加えて、それを取り巻く「カルデラ」の広さ。
何万年という単位で活動を続ける阿蘇山のエネルギーに圧倒されました。
阿蘇山は過去4回の大噴火を起こしていて、
中でも9万年前に起きた4回目の大噴火による火砕流は山口県まで到達。
火山灰は北海道で10cm以上も積もりました。
そんな大量の溶岩や火山灰を吹き出した後、山体内部は空っぽになり、
その空洞が長い年月によって崩壊。
結果、現在の阿蘇市などの町並みが広がる平野部とそれを取り囲む外輪山が生まれ、
世界最大級の「カルデラ」が形成されました。
「草千里展望所」から望む外輪山とカルデラ内の町並み
陥没した大きさは人間が理解できる範囲を超えていて、
当時の大噴火も絵空事で信じられないのですが。。。事実なんだそうです。。。
ちなみに、手前に写る特徴的な噴火口は、3300年前に形成された天然記念物「米塚」。
しかし、先日の熊本地震で亀裂が入ってしまったようです。。。
そして「カルデラ」形成後の7万年前から再度中央部に火口ができて、
今も活発に噴煙を上げています。
阿蘇山ロープウェーで登ると火口を覗くことができるのですが、
2014年8月から噴火警戒レベル2「火口周辺規制」が発令されて運休中。
先日の熊本地震の影響も加わり、運休はさらに続くようです。
仕方がないので、ロープウェー乗り場の隣にある「阿蘇山上神社」をお参り。
創建は552年とされ、阿蘇山が異変を起こすたびにお祈りが行われたそうで、
自然の脅威の前では今も昔も祈るぐらいしかできません。。。
今のところ地震による噴火活動の変化はないそうですが、
このまま何も起こらないことを本当に祈るばかりです。。。
さて、もう一つ紹介したいのが「あか牛」という名産品