鑑真を訪ねて-東大寺と唐招提寺-

焼失した「唐招提寺・戒壇」

金堂」の西側に位置する「戒壇」跡。

唐招提寺戒壇

唐招提寺戒壇

創建時に築かれたと考えられる「戒壇」が
その後廃され、
鎌倉時代に再建されたと考えられています。

しかし、江戸時代に放火され、
現在は焼け残った3段の石壇と
1978年に再建した宝塔があるのみとなっています。

肖像彫刻像が安置される「唐招提寺・御影堂」

講堂」の裏手にある「御影堂。

唐招提寺御影堂

唐招提寺御影堂

平成27年から修繕中でご覧の通りですが
日本最古の肖像彫刻として知られる
国宝鑑真和上像」を安置しています。

毎年6月6日の「開山鑑真大和上」命日に
法要「開山忌舎利会かいざんきしゃりえ」が行われ、
前後3日間だけ「鑑真和上像」が公開されます。

※修繕中は別の場所で公開

「身代わり像」が安置される「唐招提寺・開山堂」

御影堂」の手前にある「開山堂」は
元々、徳川家歴代の御霊殿として建立されました。

唐招提寺開山堂

ところが明治時代以降、二転三転します。

明治14年(1881年)から国宝鑑真和上像」を安置。

1963年に「御影堂」が完成すると
鑑真和上像」は「御影堂」へ。

一方、「開山堂」は「本願殿」と名称を変えて
戒律復興の祖・覚盛上人かくじょうしょうにん聖武天皇徳川家康を安置。

御影堂」改装前の2013年に
鑑真和上像」の「身代わり像」が作られ
開山堂」に安置。

こうして年3日しか見ることができなかった
国宝鑑真和上像」に代わって、
身代わり像」をいつでも見学できるようになりました。

しかも、奈良時代の制作過程を徹底研究して
忠実に再現されたものですから
完成当時の姿を知る貴重な像となっています。

「鑑真和上」終焉の地「唐招提寺・鑑真和上御廟」

唐招提寺」の最も奥に「鑑真和上御廟ごびょう」があります。

唐招提寺鑑真和上御廟

小さな入口を抜けると
それまでの雰囲気とは全く異なる空間が広がります。

唐招提寺鑑真和上御廟

唐招提寺鑑真和上御廟

木漏れ日の中、奥へ進むと小さな橋があり、
渡った先に「鑑真和上御廟」があります。

唐招提寺鑑真和上御廟

唐招提寺鑑真和上御廟

中国から命懸けでやって来た鑑真和上。

仏教だけでなく、最新の文化や建築・医療技術を
日本に伝えた貢献に感謝しながらお参りしました。

静寂の森に、時折聴こえる鳥のさえずり。
穏やかに流れる風、柔らかい木漏れ日。

唐招提寺鑑真和上御廟

鑑真和上の優しさが感じられる
穏やかな聖地でした。

唐招提寺鑑真和上御廟

ということで、「唐招提寺」の各所を
地図上にプロットしました。

年間を通じて行われるイベントについては
公式サイトでご確認ください。

おわりに

歴史の授業で習う鑑真ですが、
薩摩半島の奥地・秋目浦へ行かなければ
興味を持つことは無かったかもしれません。

実は秋目浦へ行く直前に
大宰府天満宮」を参拝しました。

大宰府天満宮

そんな「大宰府天満宮」の近くに
鑑真奈良へ行く前に立ち寄った
戒壇院」があるのですが
スルーしてしまいました。。。。

元号が「令和」になってから
より人気の観光地となった大宰府ですが、
「また来い」と呼ばれている気がするので
いつか訪問できればと思っています。

それにしても、中国から海を渡り、
九州の南端から太宰府を経由して奈良へ。。。

昔の人はスゴイですね。


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