乳ガンと戦う家族の物語「112日のママ」
| 20:37 | Category:書籍紹介, ブログ, テレビ・映画・ラジオ情報 |
最近、小林麻央さんや北斗晶さんが乳ガンを患い、
闘病されているニュースが話題になっています。
そんな折に本屋さんで見つけた「112日のママ」
関西ローカル・読売テレビのニュース番組「関西情報ネットten.」で
ニュースキャスターをされている清水健さんの奥様が乳ガンを患い、
その闘病生活を綴った1冊です。
清水さんはとても柔らかい人柄で、
いろいろな角度からニュースを中立に伝えようとする努力が
画面から伝わってくる、
とても好感が持てる人気アナウンサーです。
そんな清水さんはスタイリストだった女性と出会い、結婚。
子供も授かり、幸せ絶頂だったのですが、、、「乳ガン」が発覚。
しかも悪性度が高く、進行が早い「トリプルネガティブ」と呼ばれるもので、
治療方法も限られるタイプでした。
ここから二人は「お腹の子供をどうするか」、「治療方法はどうするか」など
あらゆる選択を早急に求められることになります。
その中で、
「こうすればよかった」
「違う方法もあったかもしれない」
正解を選択したとしても後悔がついてくる毎日。
しかし、そんな状況でもお互いが相手を想い合い、
強い絆によって前を向いて進んでいく。
日常が当たり前のように過ぎ去っていく中で、
大切な人がそばにいることの幸せを気づかせてくれる、
そんな1冊でした。
当サイトの管理人も昨年と今年初めに大切な人を亡くしたところだったので、
色々な思いが込み上げて、涙なしでは読めませんでした。
清水健さんの番組「ten.」を始め、日テレ系列のローカルニュースで、
その日に生まれた赤ちゃんを紹介する「めばえ」のコーナーがあります。
熊木杏里さんの「誕生日」という曲に乗せて、
小さな命と夫婦の幸せそうな笑顔が映し出されます。
本を読んだ直後は自然に涙が出てきて、
「歳をとったな。。」と実感する今日この頃ですが、
熊木さんの曲が好きになり、リクエストしてピアノで演奏してもらいました。
よかったら聴いて下さい