AMBITIONS JAPAN DOME TOUR in 京セラドーム大阪レポート
| 19:15 | Category:ブログ, テレビ・映画・ラジオ情報, 音楽関連情報 |
まず『仕事』は必ず
グラフの右半分「お金を稼ぐ(①②)」側にあります。
しかもその多くは右下の
「自分のやりたくないこと(①)」に属しています
その理由は、
「お客さんがお金を払ってでもやってほしいこと」は
逆に言えば多くの人が「やりたがらない」からです。
だから、顧客の求める「やりたくないこと」を提供して
他者の願いを叶えることが『仕事』の基本なのです。
一方、『夢』は
グラフの上「自分のやりたいこと(②③)」側にあります。
その中で『仕事』としての『夢』は右上(②)にあります
ここは『ONE OK ROCK』のように
「自分たちのやりたい音楽がファンに求められる」
夢と仕事を両立させた成功者がいます。
そんな成功者はよく「夢を持つことが重要」なんて言われます。
でも、その話を真に受けて社会に出ると
「現実(①)」を知って「心の病(④)」になることも。。。
④は「病気や年齢的に動けなくなった人」が
身を置く場所です
TAKAさんは以前から「年齢」による
タイムリミットを意識した発言を度々されています。
そして、今回のライブでは
「挑戦し続ける(②)」か「辞めるか(④)」の
二択しか無いと言っています。
つまり「生活のため音楽(①)」や
「個人的な夢や趣向を満たす活動(③)」は考えず、
②でダメなら「退路を立つ(④)」覚悟で
臨んでいるのです。
③は「自分のお金や時間を使って思いを叶える
『趣味の世界』」で
お金を稼ぐ「仕事(①②)」とは真逆の場所に位置します
ところが社会に出ると、②・③の違いを認識しないまま
「自分の夢(③)」を会社の資産を使ったり
まわりに迷惑をかけながら実現しようとする人は
かなり多いです。
そのため余計なトラブルが多く、
海外に比べて日本の生産性が低い理由は
ここにあると思っています。
ただ「趣味(③)」が悪いわけではありません。
「趣味」がなければ豊かな人生なんて
ありえませんからね。
だから『夢』は「仕事(②)」と「趣味(③)」を
キッチリ区別して考えることが重要なのです
でも「趣味(③)」を「実益(②)」に変える人がいます
分かりやすい例で言えば
Apple創業者・スティーブ・ジョブズ氏です。
未来を見据えた想像力を持ち
それを実現・創造するために投資して
iPhoneを世に送り出しました
このような人をイノベーター(革新者)と呼びますが
音楽で「プロ」を目指す方も
これと似たルートをたどります。
最初は「生活のための仕事(①)」をしながら
「趣味趣向の世界(③)」で楽曲を作り、
それがたくさんの人を魅了できる内容であれば
「プロの世界(②)」へ行く道が開けるのです。
ただ、そのためには強い意思と覚悟が必要です。
なぜなら「趣味の世界(③)」は
自由でノルマのない、楽な世界だからです。
加えて、「趣味」のためにお金を稼ぐ①が
意外に居心地良くて
そのまま「音楽を趣味(③)」で続ける人が多いのです。
だから、余程の強い意志と覚悟がなければ
『ONE OK ROCK』のように
「好きな音楽で仕事する(②)」ことはできないのです
特に彼らの場合は仲間全員でその意志と覚悟を
共有できたから『夢』が叶ったのだと思います。
でもその道のりは平坦なものではなく、
実際③で迷惑をかけたメンバーがいましたね。
採用が決まっていたタイアップもなくなり
②へ行くタイミングが遅れました。
今の世の中、ひとりで何かを成し遂げることは
難しい時代になっているため
同じ目標を持つ多様な仲間が必要になります。
しかし、その仲間がひとりでもトラブルを起こせば
全員で②へ行くことができません。
『夢』と『仕事』を両立させることは
単純にひとりで頑張れば叶うものではないのです。
今の時代に合わせて、
色々なトラブルや壁を仲間と共に乗り越えて
それができる体力があるうちに
諦めず「挑戦し続ける」ことが②への近道なのです。
そして、これは音楽に限らず
他の分野でも同じだと思っています
②は経済的にも余裕が生まれますから
それを更なる大きな『夢』に投資(③)して
世のために自分の好きなことで活躍・貢献できるように
なります
でも、投資(③)が成功する保障はありません。
だから『夢』と『仕事』を両立させることは
難しいのです