【日本神話をめぐる旅13】天孫降臨

前回は「国譲り」の条件として造営された「出雲大社」のご紹介でした。
今回から「国譲り」完了後のお話になります。

天照大御神アマテラスオオミカミ」は地上界の支配者として
息子で長男の「天之忍穂耳命アメノオシホミミノミコト」を送ることにしました。

ところが、その長男の息子「邇邇芸命ニニギノミコト」が生まれ、
その息子を地上に降臨させることを母に提案し、了承されます。

しかし、地上界へ降りる道の途中で怪しく光を放つ神が現れます。

天照大御神アマテラスオオミカミ」は芸能の神「天宇受売命アメノウズメノミコト」(第5回参照)を呼び、
その光を放つ神が何者か調べてくるよう命じられ、向います。

天宇受売命アメノウズメノミコト」はその光に声をかけると「猿田毘古神サルタビコノカミ」と名乗り、
「地上へ道案内するために待っていた」と言います。

猿田毘古神サルタビコノカミ」は「伊勢神宮・内宮」の近くにある「猿田彦神社」でお祀りされています。

猿田彦神社(伊勢)

天孫の道案内を行ったことから「みちびきの神様」と言われ、
お参りすると人生の岐路で正しい方向に導いてくださるとか、
交通安全のご利益があるとされます。

境内には芸能の神「天宇受売命アメノウズメノミコト」をお祀りする「佐瑠女さるめ神社」があることでも有名。

佐瑠女神社(伊勢)

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佐瑠女神社(伊勢)

こうして、道案内の「猿田毘古神サルタビコノカミ」と共に、
邇邇芸命ニニギノミコト」は「三種の神器」を持って地上に降ります。

「三種の神器」とは、歴代天皇に受け継がれてきた宝物で、
八尺瓊勾玉やさかにのまがたま」、「八尺鏡やたのかがみ」、「草那芸之大刀くさなぎのたち」のこと

八尺瓊勾玉やさかにのまがたま」は皇居に。
八尺鏡やたのかがみ」は伊勢神宮で「天照大御神アマテラスオオミカミ」の御神体として。

共に第5回「天石屋戸隠れ」で登場したものです。

草那芸之大刀くさなぎのたち」は第6回「八俣遠呂智の退治」で
オロチの尻尾から出てきたもの。

現在は「熱田あつた神宮」の主祭神「熱田大神アツタノオオカミ=天照大御神」の
御神体としてお祀りされています。

さて、「邇邇芸命ニニギノミコト」を始め、芸能の神「天宇受売命アメノウズメノミコト」、
天界一の力持ち「天手力男命アメノタジカラオノミコト」、知恵の神様「思兼神オモイカネノカミ」など、
第5回の「天石屋戸あめのいはやと」で活躍した神様に加え、
第10回の「国譲り」で活躍した「建御雷之男神タケミカズチノオノカミ」などの神々は
猿田毘古神サルタビコノカミ」の案内で「筑紫の日向の久士布流多気くじふるたけ」に降り立ちます。

それは現在の宮崎県高千穂町にある「槵觸岳くしふるだけ」と言われています。

槵觸岳くしふるだけ」の頂上付近にある「高天原遥拝所たかまがはらようはいじょ。

槵觸岳の高天原遥拝所(高千穂)

天孫降臨後、降り立った神々がここで遥拝(遠くへだたった所から拝むこと)を
行ったとされます。

高天原遥拝所たかまがはらようはいじょ」は「槵觸岳」の麓にある「槵觸くしふる神社」から行くことができ、
ここでは「邇邇芸命ニニギノミコト」がお祀りされています。

くしふる神社(高千穂)

くしふる神社(高千穂)

高天原遥拝所たかまがはらようはいじょ」は本殿の右手の坂を少し下ったところから登って行くことができます。

くしふる神社から高天原遥拝所へ

場所はコチラ。数台の駐車場スペースがあります。

また、天孫降臨した際、この地に水が無かったので「天村雲命アメノムラクモノミコト」が天上界から
水を持ってきて移したとされる場所「天の真名井まない」も近くにあります。

天の真名井(高千穂)



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