【日本神話をめぐる旅10】国譲り

前回は協力者の出現で「大国主命オオクニヌシノミコト」の国造りが進んでいくお話でした。

一方、天上界「高天原たかまがはら」を支配する「天照大御神アマテラスオオミカミ」は
地上界「葦原中国あしはらのなかつくに」も支配したいと考え、
第5回の「宇気比うけい」で生まれた長男「天之忍穂耳命アメノオシホミミノミコト」を地上に送ろうとしますが、
地上界の神々を恐れて行こうとしません

仕方なく、次男「天之菩卑能命アメノホヒノミコト」を派遣しますが「大国主命オオクニヌシノミコト」に寝返ってしまいます
ちなみに、「天之菩卑能命アメノホヒノミコト」は出雲大社の宮司「千家氏」の
ご先祖様とされます。

天照大御神アマテラスオオミカミ」は第5回でも登場した知恵の神様「思兼神オモイカネノカミ」に相談し、
天若日子アメノワカヒコ」を遣わすことを勧められ、地上界に派遣しますが、
またしても「大国主命」に寝返ってしまいます
しかも、「大国主命」の娘と結婚し天上界に帰ろうともしません

天照大御神アマテラスオオミカミ」は「鳴女キジメ」というきじを送って、
息子の真意を問おうとしましたが、「鳴女キジメ」は弓で射たれて殺されてしまします

しかも、その矢が天上界まで届き、
それに怒った「高御産巣日神タカミムスヒノカミ」(第2回参照)は地上界に矢を投げ返し、
それが息子に当たって亡くなります

そこで再び「天照大御神アマテラスオオミカミ」は知恵の神様「思兼神オモイカネノカミ」に相談し、
建御雷之男神タケミカズチノオノカミ」を遣わすことにします。

建御雷之男神タケミカズチノオノカミ」は「伊邪那岐命イザナキノミコト」が火神を殺した際に生まれた
剣の神様です(第3回参照)。

その「建御雷之男神タケミカズチノオノカミ」は「稲佐いなさの浜」で「大国主命」に国を譲るように迫ります

国譲りの舞台になった、「出雲大社」の近くにある「稲佐の浜」。

稲佐の浜(出雲)

旧暦10月の神無月(出雲では神在月)に八百万の神々がこの浜から上陸して
出雲大社へ向かいます。

写真に映る岩は「弁天島」といい、
第2回の「神生み」で生まれた海の神様「綿津見神ワタツミノカミ」と
その娘で竜宮城の乙姫様のモデルになった「豊玉毘売命トヨタマビメ」(後ほど登場)が
お祀られています。

「稲佐の浜」は出雲大社から西へ20分ぐらい歩いたところにあります。
駐車場(20台ぐらい)もありますが繁忙期は歩いて行ったほうがいいかもしれません

建御雷之男神タケミカズチノオノカミ」は「布都御魂剣ふつのみたまのつるぎ」という剣を砂浜に突き刺し、
その上に座り、「屏風岩」を背にして「大国主命」に地上界を譲るように迫ります。

しかし、「大国主命」は「既に引退した身なので息子に聞いて欲しい。」と言います。

稲佐の浜のそばにある「屏風岩」。
ここで「国譲り」の話し合いがなされたと伝えられます。

稲佐の浜そばにある屏風岩(出雲)



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