阿寒観光汽船で巨大マリモ見学(北海道阿寒町)

特別天然記念物のマリモや冬季のワカサギ釣りなどが有名な「阿寒湖」
以前紹介した「双湖台」から望む「ペンケトー湖」と「パンケトー湖」が上流にあり、
その水が阿寒湖へ流入します。

akanturuga05

今回は「阿寒観光汽船」でチュウルイ島へ行き、マリモを見学してきました

阿寒湖汽船

チュウルイ島は阿寒湖の北側にあるのですが、GoogleMapでも表記されてない小さな島です。
そこに、「マリモ展示観察センター」があり、巨大マリモなどが展示されていますが、
遊覧船はまず「滝口」という場所に向います

阿寒湖汽船

滝口(阿寒湖汽船)

滝口(阿寒湖汽船)

遊覧船が一隻通れるぐらいの入り組んだ場所で、紅葉の時期はとても美しいそうです

一番奥に水門があり、ここから釧路方面へ「阿寒川」として太平洋まで流れます

阿寒川源流(阿寒湖汽船)

ここでUターンして、雌阿寒岳を見ながらチュウルイ島へ

阿寒湖

チュウルイ島の「マリモ展示観察センター」に到着。
ここでは15分だけの短い見学のため、周りの景色も良いのですが、
急ぎ気味で見学することをオススメします

マリモ展示観察センター

必ずここで見て欲しいのが直径30cm以上ある巨大マリモ。
数年に一度しか捕れない貴重なものなのだそうです

マリモ展示観察センター

マリモは藻の一種で世界40ヶ所で生息しています。

マリモ展示観察センター

水質の良い場所に生息する貴重な藻なのですが、
これが球体に成長するのは世界で2ヶ所だけ。
それが「阿寒湖」とアイルランドの「ミーバトン湖」です。

特に「ミーバトン湖」は世界一のマリモ群生地と知られ、
二千万個の球体マリモが生息していましたが、
近年、工場排水の水質汚染に伴いマリモはほとんど死滅しました。
結果、球体マリモは世界で唯一「阿寒湖」のみとなりました

その「阿寒湖」の球体マリモは20万個と推定され、
チュウルイ島の奥にあるチュウルイ湾と隣のキネタンペ湾に生息しています。
特に30cmを超えるマリモはチュウルイ湾の一部地域のみしか生息しません。

実は「阿寒湖」でも発電のために阿寒湖の水を使いすぎたことなどから
絶滅の危機に陥りましたが、そこから多くの方の尽力により保護されてきました。

また、人が立ち入ることの出来ない「パンケトー湖」や「ペンケトー湖」の新鮮な水が
マリモの生息を支えています

さて、そのマリモはなぜ「阿寒湖」で球体に成長するのでしょうか

実は最近まで謎だったのですが、
その理由はチュウルイ湾の上を吹き抜ける特殊な風によるものでした。

まず、水質がよく太陽の光が届く浅瀬で藻が成長し、次第に大きな集合体となります。

マリモ展示観察センター

そして、地上の風で波立ち、水中のマリモが大きく揺らされ、回転します。
すると、藻全体が均等に太陽光を浴びることができ、
それが大きく球体に成長する原因とされています

マリモ展示観察センター

しかし、その風が強すぎると打ち上げられ、弱すぎると回転が起こらない。
その場でとどまり、マリモが回転する風速7mの風が吹き続けることが
球体マリモの生まれる絶対条件なのです

また、その球体が大きくなると中心部に光が届かなくなるので、
内部から枯れて空洞化、次第に崩壊していきます

マリモ展示観察センター

しかし、その崩壊した藻が再び成長し、数年で球体に成長するサイクルが続くのです

そんな不思議で貴重なマリモを知っていただきたいと思い、紹介させていただきました
世界でもココだけなので、ぜひ見に行って下さい

「阿寒観光汽船」の乗り場は「マリモの里桟橋」と「幸運の森桟橋」の2ヶ所あます。

乗船料は大人一人1,900円、子供990円。
遊覧一周85分(マリモ展示観察センターで15分見学込み)で、
各桟橋から1時間置きに運行しています。

詳しくは「阿寒観光汽船の公式サイト」へ



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